*写真屋の恋*
日曜日の6時に注文して
たいがい次の日の朝に取りに来る『永瀬渡』さん。
私は永瀬さんを一度も見たことがない。
それって凄い確率。
だよね?
「朝のお客様かぁ。あ、一人変な人がいるかしらねぇ。」
「へーどんな人です?」
「ふっかい帽子被って、挙動不審で、いかにも怪しいです~って感じの長身の男の人よ。若いとは思うんだけどね、とりあえず変な人なのよ~。」
へぇー。
「しかも絶対月曜日の朝一番に!シャッター開ける前にもう外にいるみたいなのよね~。」
月 曜 日 。
それって、
それって…っ
「岡田さん、…もしかしてそれって『永瀬渡さん』ですか?」
ドキドキしながら岡田さんの口元を眺める。
もしかして、もしかして!
たいがい次の日の朝に取りに来る『永瀬渡』さん。
私は永瀬さんを一度も見たことがない。
それって凄い確率。
だよね?
「朝のお客様かぁ。あ、一人変な人がいるかしらねぇ。」
「へーどんな人です?」
「ふっかい帽子被って、挙動不審で、いかにも怪しいです~って感じの長身の男の人よ。若いとは思うんだけどね、とりあえず変な人なのよ~。」
へぇー。
「しかも絶対月曜日の朝一番に!シャッター開ける前にもう外にいるみたいなのよね~。」
月 曜 日 。
それって、
それって…っ
「岡田さん、…もしかしてそれって『永瀬渡さん』ですか?」
ドキドキしながら岡田さんの口元を眺める。
もしかして、もしかして!