蒼ざめた馬よ
祈り
かみさま
わたしの祈り
聞いていただけないのですか

「死なせてください」

わたしは目が覚めるたび
こう祈っているのです

わたしは
自分が背負い込んだ
この重荷に
潰されそうです

ここに荷を下ろせばよいと
知っているのに
下ろす力もないのです

ですから

わがままな祈りだと
わかってはいますが

「死なせてください」

こう祈ってしまうのです


でも
祈っても
祈っても
聞いていただけません

小さなため息をついて
ちょっとだけ涙ぐみます


「生きていていいのですか」

これが
今のわたしの
祈りです



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