僕の愛でキミを守る
「そういえば今日も絡んでたねぇ♪倉橋センパイ♪よっぽど愛架が好きなんだね」
と教室に入るなり自分の席に座った私の前に、しゃがみ込み机に顔をちょこんと乗せた灯が言った。
「イヤ!!ありえない!!っていうか絡まれる方の身になってよ!!センパイのお陰で私まで変人扱いなんだよ!!」
ホント最悪だよ…
センパイと話してるだけで、みんなが私達を見て笑うんだから…
「えっ!?そうかな!!なんか二人ともたのしそうだよ!息もピッタリだし♪」
「ぜっ…んぜん!絶対に!!絶対に!!息ピッタリじゃないし!」
「はぁい~そこ!!川中さん静かにしてね!小野田さんは席に戻る!」
いつの間にか教室に入って来ていた先生に怒られてしまった私たち
「ごめんなさい」
と謝りながら灯は「また後でね」と小声で私に話しかけ席に戻った。