SugarⅠ

――――バサバサっ…



血を探し

夜中の空を飛び回る



運命の相手を探し

血を求める



「〜〜♪」




鼻歌を歌いながら、フワリと、一軒の家の屋根に着地した1人の少年。



「見ーつけたっ♪」



嬉しそうに、ニコッと笑うと、鋭く尖った歯が少し見える。



真っ黒だった瞳が、赤く染まっていく。






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