SugarⅠ
うわっ……可愛いじゃん…
あからさまにいやな顔をして再び歩き出した。
「えぇっ;」
小走りで近寄って、細い腕を掴んだ。
「…………何?」
「…俺っ、有明涼!
君の名前は…?」
ちょっとだけポカンとして、すぐにまた不機嫌な顔に戻った。
「知ってる。っていうか……学校一緒だし。」
「うっそー…←」
おいおい、嘘だろ?
こんな子見たことねぇぞ。
「同じクラスだし。」
「はぁっ!?;」
これこそ嘘だろ!!
有り得ねぇっ、同じクラスなのに、分かんないわけねぇ!!