SugarⅠ
――――――キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴り、昼休みになった。それと共に、ガヤガヤと教室内が煩くなる。
「よしっ…」
1人、やる気の入った顔で手に紙で作ったボールを持った晴君。
「ちゃんと当てなよ?」
奈々が言うと、フッと自信があるような顔をして笑った。
「俺様のコントロール力をなめるんじゃねぇぞっ…!」
それを言ったとともに、晴君の手を離れたボール。
「いてっ!;」
見事涼の頭を直撃。