SugarⅠ
「ナイス俺っ!」
ボソッと小声で呟くと、スキップで涼に近付いていく晴君。
「りょー! わりぃなっ、ちょっと手が滑った。」
「何だ、晴か。 気をつけろよ。人いっぱいいんだからよー。」
そう言って、晴君に笑いかけた涼。 そのスマイルは反則だー。
「美憂ー、昼食わねぇの?」
「あ、食べるよっ! ほら、奈々行くよ。晴君も早く!」
晴君は、涼の反応が気に入らなかったのか、ブスッとしてる。
「実験その2だっ、このやろー!」
どうしても怒ったところが見てみたいらしい。