だって君が好きだから。
「…遅かったね。
作戦会議でもしてた?」
「違っ、違います。」
「まっ、いいけどっ!」
「……。」
「修、ケガはもう大丈夫?」
「あぁ、うん。大丈夫」
「そう、良かった。
大阪に来て事故にあった
って聞いたからびっくりして。」
「鈴夏に会う前だったからな。」
「あたしに、会いに大阪に?」
「そうだよ?」
「ごめん……。
修が事故にあったのは
あたしのせいやね。」
「違うって鈴夏は何にも
関係ないってば。」
「でも、あたしが素直に修に
会っとったら事故になんか
合わへんかったやんか。」
「鈴夏のせいじゃないから
気にしないでよ。」
「……うん。」
「それで、俺が鈴夏に会いに
行ったのは話したい事があって。」
「…うん。わかってる。」