だって君が好きだから。
「実はあたしこうみえても
大阪では、べっぴんさんやぁ〜
って言われてるねんから!
修よりいい人見つけるし。」
「おう!」
「修に話してた隣の席の子に
この前告白されてんからな!」
「えっ、まじで?
やっぱりそうだったんだ。」
修と鈴夏さんは笑い合っている。
あたしが言うのも変だけど
……良かった。
嫌な別れ方じゃなくて。
「…じゃぁあたし、
そろそろ帰ろうかな!」
鈴夏さんそう言って
席から腰を持ち上げた。
「修、友達として
これからも仲良くしてね。
もちろん、優梨ちゃんも」
「はい!あたしでよければ。」
「ありがとう」
鈴夏さんはニコッと
笑って言った。