だって君が好きだから。



「わぁ〜お風呂ジェットバスだ!
ねぇねぇ、修見てよ〜」




「そんなんどこも一緒だって
それより、カラオケしようよ」




「え〜あたしこれしたい!」




まだ水をはってない
ジェットバスの中に入ってみる。


広〜い!



「楽しそうだね、優梨。」




「だって、初めてきたもん。」




「そんな、楽しいもんか?」




「修は、初めてじゃないから
そんなこと言うんだよ〜」




「なんだよ、それ。」




「鈴夏さんと行ったこと
あるんでしょ〜。」




あたしはジェットバスの中で
体育座りをしてボソボソと言った。



「なんだ、ヤキモチやいてんのか。」




「やいてないよーだ。」




「嘘、妬いてんじゃん。」




「…だって、好きなんだもん。」




「…あぁ〜もう。」




…怒っちゃったかな?
あたし、重いよね。




「わっ!」



ヒョイっと体が宙に浮いた。



「まじで、可愛いすぎ」




「わっ、修降ろしてよ〜!
あたし、重いからやだ〜」



「全然重くねぇし。」




修にお姫様抱っこされて
ベッドまで運ばれた。




「なんでそんなに可愛いかな。
俺をキュン死にさせる気?」




「…死なせないよ!
そんなこと言うけど
修だってかっこよすぎ…」



「また、そんなこと言う。
可愛いすぎだから食べちゃおっかな。」




「修のバカ、変態。」




修の優しいキス好き。
ちょっとエッチなキスも好き。



全部全部、好き、大好き。


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