だって君が好きだから。



「くんの遅っせぇな。」




キヨーちゃんが
苦笑いしながらそう言った。




「おはようキョーちゃん。」




「おはよう優梨♪」




「朝からデート?」




「えっ、あ…うん。」




「そっ、朝からホテルデート
してきちゃった〜♪」



修が自慢気に話す。
だから、言わなくていいのに



「朝から!?熱いね2人共」



キョーちゃんはクスクス
笑ってそう言った。




「修、ちゃんと着けろよ?」




「わかってるっつの」




「じゃっ、俺行くわ。
女の子から呼び出し〜♪」



キョーちゃんはそう言って
行ってしまった。

キョーちゃん意外に
結構モテるからなぁ〜
女の子から呼び出しって
きっと告白だよね!?


あたしがこんなこと
言うのもアレだけど
いい人見つかるといいな♪



「恭平チャラくなったな」




「え、そうかな?
優しいからね、キョーちゃんは。」




「前まで行かなかったじゃん」




「…そうだけど。」




「俺のせいかな〜?
俺が恭平から優梨とったから
あいつ、変わったのかも」



「違うよっ!
修は悪くない。あたしは
キョーちゃんにいい人が
現れるの願ってるよ。」




「うん、俺も。」




「だから、修は気にしちゃダメ。
あたし、キョーちゃんに
ヤキモチ妬いちゃうよ。」




「はいはい、わかった。
恭平にヤキモチなんて
妬かなくていいからマジで。」




「冗談だよ。
あたしそんなに重くないもん」




「重いほうがいいよ。
それだけ俺のこと好きなのか
わかるし。我慢しなくていいよ。」




「本当に?」




「当たり前。」




「じゃぁあたし重い女になる♪」




ニコっと笑って
頭を撫でてくれる。



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