だって君が好きだから。


「あっ、キョーちゃんだ!
キョーちゃーん!おはよう♪」




あたしは少し前を歩く
キョーちゃんに大きな声で言った。




キョーちゃんはニッコリ
笑ってまた前を向いて歩いた。



あれ?
いつもなら止まって
待ってくれてるのにな。




「キョーちゃんのケチ」




「ほんとだな」




「あっ、女の子が隣にいるよ!!
キョーちゃん彼女できたのかな?」




「え〜?あいつは
作らねぇだろ〜」




「でもでも!!
女の子キョーちゃんの
腕組んでるよ〜!?」




「あっ、マジだ。
あとで聞こっか」




「うん!!」




キョーちゃん彼女できたのかな?
わー、そしたらダブルデート
とかできるじゃん〜♪




…でもあたし、
キョーちゃんに告白された
訳だし彼女さんに悪いような…



ん〜わかんないや。



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