だって君が好きだから。
「……わかった。
あたしもバイトする!」
「え?」
「あたしもバイトして
稼いでキョーちゃんを
助けてあげるの。
…だから、変な仕事はやめて?」
「…優梨。
でも、そんなんいい。
優梨に無理させたくないし」
「それは、あたしだって
おんなじだよ?
キョーちゃんに無理して
ほしくないから言ってるの」
「…ありがとう。
でもそれは、断る。」
「なんで?」
「ちゃんと働くから
優梨はそんなんしなくていい」
「…わかった。」
「ありがとうな」
キョーちゃんは
あたしの頭を撫でながら
ニッコリ笑って言った。
「ううん、だってあたしたち
友達なんだから当たり前でしょ。」
「…そうだな。」
「学校は?これそう?」
「う〜ん…がんばってみるよ」
「…良かった。
みんな待ってるんだからね」
「おぅ。わかったよ」
「…じゃぁ、あたし
そろそろ帰るよ。」
「ん、わかった。
…ありがとう、気をつけてな」
「うん、じゃぁね」
あたしはキョーちゃんに
手を降って部屋をでた。