だって君が好きだから。
「恭平さ、最近痩せた?」
「あ、まじ?わかる?
軽くダイエットしてんだよ」
修がお昼ごはんをがっつり
食べている隣でキョーちゃんは
ジュースしか飲んでいない。
「男がダイエットなんて
ダッセーな。
ひょろひょろ男はモテねぇぞ」
「うっせ、お前は太れ!」
「優梨は細身がタイプだから
俺は細身キープなんだよ。
なぁ?優梨〜♪」
「…太ってもいいよ。
細身だから好きとかじゃ
ないんだからね。」
「おぉ〜めっちゃ可愛ぇ〜
でも俺は太りにくいタイプだから」
「いいなぁ、うらやましい」
「太っても俺は好きだよ?
むちむちな優梨も可愛いもん
てか、むしろガリガリだもんね
優梨の腕折れちゃいそうだ」
「そんなことないない。」
「はいはい、わかったから。」
「イチャイチャすんな」
キョーちゃんと真樹が
あたしたちをとめる。
「なんだよ、邪魔すんなっつの」
「なら、お前がどっかいけ」
「だって?
優梨。どこいこっか?」
「ふふっ、どこに?」
「じゃぁ、ホテル行こっか」
「…それは嫌。」
「ふふっ、冗談」
「やめてよ〜修のバカ。」
「ごめんごめん」
また苦笑いでふたりは
あたしたちを見ていた。