だって君が好きだから。
「あっ、キョーちゃん
どこいってたの?」
「ん?トイレだよ。」
「なんだぁ。
体育しないのかと思ったよ」
「するする、なんたってバスケだろ?
俺、中学ん時エースだって」
「まじで〜!!
じゃぁキョーちゃんの
活躍っぷり見なきゃね?」
「任せろ!
優梨もがんばってボール触れよ?」
「わかってるよ〜」
キョーちゃんは
クスクス笑って行ってしまった。
あたしだって
スポーツの中ではバスケ
得意な方なんだから!
ピーー
試合開始の笛を先生が
勢いよく吹く。