だって君が好きだから。
真樹と話しているうちに
試合が終わってしまった。
…違う、キョーちゃん?
コートの中で誰か倒れている。
「キョーちゃん…?」
「恭平!!大丈夫?」
「キョーちゃん、しっかり」
「…優梨」
「大丈夫?
キョーちゃんしっかりして」
あたしはそういって
キョーちゃんを支える。
「優梨、どいてろ。
俺が運ぶから」
修がそう言って
キョーちゃんを抱きかかえた。
「…キョーちゃん、
大丈夫なのかなぁ?」
「…大丈夫だよ。
修に任せて戻ろう。」
「うん…。」
授業が終わって真樹と
保健室に向かった。