だって君が好きだから。



「…おはよう」




「…キョーちゃん
目をさましたの?
もぅ大丈夫?」




「うん、だいぶ楽になったよ。
優梨が手を握っててくれたから。」




「良かっ…た。」




あたしは思わず
泣いてしまった。




「俺のために泣いてくれてるの?」




「…キョーちゃんが
無事で本当に良かった。」




「ありがとう、優梨。
俺のために泣いてくれて。
それだけでまた頑張れるよ」




「…ダメだよ。
まだ安静にしとかなきゃ」




「…わかったよ。
じゃぁ優梨が看病してね」




「いいよ。
だからゆっくり休んでね」




「うん、わかった。
真樹と修はいないの?」




「学校終わったらくるよ」




「こなくていいって言っといて。
あいつらもいろいろあるでしょ」




「そんなの言ったて
きっと来るよ〜♪」




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