だって君が好きだから。
「…そっか、あたしが
爆睡してる間にそんなことが
あったんだぁ〜」
真樹に一部始終を話した。
「うん、そうなんだぁ」
「あたしは、いいと思うよ。
がんばりなね。」
「ありがと、真樹。」
「うん、っで修に言うの?」
「…どーしよぉ。
やっぱり言った方がいい?」
「う〜ん、言わなくても
バレるんじゃない?」
「優梨〜!!」
キョーちゃんが笑顔で
走って来た。
あたしは手を降って
真樹と目をあわせると
真樹は「ほらね」っと
口を動かした。
バレるのは時間の問題か…
キョーちゃんって
回りの目とか気にしないのかな
「おはよう♪優梨!!」
「おはよう、キョーちゃん」
「…あたしは無視なの?」
「あっ、真樹いたんだ。
気付かなかった。おはよ!」
「ムッかぁ〜!!
あたし先行ってるよ?」
「あっ、真樹!」
真樹はスタスタと歩いて
行ってしまった。
「あっ、恭平!」
真樹は思いだしたように
振り向いてキョーちゃんを呼んだ。
「何?」
「優梨泣かしたら、
あたしが恭平泣かすからね!」
「わかってるよ」
真樹はニカッと笑って
また前わ向いて歩いて行った。