だって君が好きだから。
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「それで、
…優梨はどう思ったの?」
真樹は背中をさすってくれる。
「あたし、…わかんないよ。
でも早くしなくちゃ。」
「…そんなに焦らくても
きっと待ってくれるよ?
優梨はいつも自分がツラく
なることばかり考えるんだから。
修も恭平もそんなことは
望んでなんかないよ。」
「…うん。」
「あたしは、修と話しを
した方がいいと思うなぁ」
「…うん、そうだね。
あたしもそう思うよ…」
「じゃぁ、明日にでも
話ししたらどう?」
「…うん、そうする。
ありがとう、…真樹。」
「親友なんだから当たり前♪」
「…うん!」
あたしは真樹が入れてくれた
ココアを飲みながら
ニッコリと笑って言った。