だって君が好きだから。


「…12番」




あっ、ここか。




「……よっ」




「12番?」




「あ、うん。」




「へぇ〜」




っと笑いながら
心の中で泣き叫んだ。




くじ運やっぱ悪い!!




真樹が言った通り
…修の隣になってしまった。




「…この前は悪かった。」



「あ、ううん。大丈夫だよ」




「…うん
席、初めてだな。…隣」




「本当だね!」




「そんな気まずそうにすんなよ。
俺、しゃべんないし安心して」




「え、…」




「じゃぁ…寝るわ」




「あ、うん。」




修は机に突っ伏して
そう言った。




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