だって君が好きだから。


「ね?
わかったでしょ?
優梨の支えが誰なのか。」




「…うん、わかった。」




「なら、がんばりな。
あたしは優梨の味方で支え
なんだから応援してる!」




「わかった。」




「もうすぐ文化祭だから
それまでにうまくいけば
楽しくなるのにね。」




「…そだね。」




「恭平にちゃんと言える?」




「…たぶん、無理だよぉ。」




「…だよね。」




「…うん。」




「あたしからも言おうか?」




「…いいよ。
あたし、自分で言うから」




「本当に大丈夫なの?」




「…う〜ん。」




「ま、がんばろう。
ほらっチャイム鳴るから
教室戻ろっか!」




「うん!」




あたしたちは
手を繋いで教室に戻った。



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