だって君が好きだから。



「なんだよ、ケチ。」




「嘘だってば!」




「そこ!静かに。」




ヤバっ、先生に
怒られちゃった。



真樹と目が合うと
ニヤリと笑われてしまった。




「優梨のせいで怒られたじゃん。」




「え、あたし?
修のせいでしょ〜」




「なんで俺なんだよ」




「最初に修が
話しかけてきたんじゃんか」




「なんだよ、優梨のハゲ」




「ハゲてないもん
修のバカ」




「優梨より
バカじゃないしな。」




「もぅ〜!」




あたしは修の肩を
ポカポカ叩く。




「神崎、森野!
いい加減にしなさい。」




「「すいません」」




「いいから、廊下に
たっていなさい!」




「「はぁい」」




あたしたちは
しぶしぶ廊下に出た。



こんなこと前にも
あったよね。


懐かしいな…。



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