だって君が好きだから。


それからいろんな遊具に乗って
お昼ごはんを食べて
まだまだたくさんある遊具に
たくさん乗った。




「最後の締は観覧車だよな!」




「観覧車乗ろうかぁ〜!」




「優梨、一緒に乗ろ?」




「あっ、うん!いいよ。」




「え〜!みんなで一緒に乗ろう!」



真樹があたしの腕を掴んで言った。
たしかに、真樹が修と二人で
一緒に観覧車に乗るなんて
嫌だよー!!
まぁ、真樹には祐樹くんがいるし
修にもアイツがいるけど……
なんかヤダ。あたしワガママだ。


「じゃぁみんなで一緒に乗るか。」



修もそう言ってあたしの横に
一緒に並ぶ。



キョーちゃんは不機嫌そうな
顔をしていた。
キョーちゃんと約束したけど
いいのかなぁ〜?




「お前ら空気読めよな。」



舌打ちをしながら言うキョーちゃん。




「誰が読むのよ、恭平はダメ!
優梨とふたりきりで密室に
なんていたら確実に襲うでしょ?」




「するわけないじゃん!」



キョーちゃんがそう言うと



「いや、お前ならするな。」



修が意地悪な顔をして言った。
キョーちゃんはそんなこと
あんたと違うんだからしないよ。
そんなこと言わないけどね。



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