だって君が好きだから。


放課後いつもの
クレープ屋さん
真樹と一緒に向かった。



キョーちゃんは今日
バイトだからね。




「小人役以外と楽しそうだよね」




「本当だね。
でもなんであんなに
王子様が人気だったのかな?」




「わかんないかね〜?」




「何?真樹わかるの?」




「当たり前でしょ。
でも、教えない。」




「え〜何で!?」




「聞いて落ち込まない?」




「落ち込まないよ!
ってか落ち込むようなこと?」




「修は白雪姫でしょ。」




「うん。」




「白雪姫は誰にキスされて
目を覚ますんだった?」




「王子様!!
あっ!そうゆうことか!」




「そう、わかった?」




「うん、だからみんな
王子様になりたかったんだぁ」




「やっと気づいた。」




「えぇ〜じゃぁ小西さんと
修キスしちゃうの!?」




「そうゆうことになるんじゃない?」





「…そうなんだ。」




「嫌なんでしょ。
まったく、気づくのが遅いからよ。
あの時気づいてれば優梨も
王子様役に立候補できたのに。」




「し、しないよそんなの!」




そんなの、
できるわけないし…。



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