だって君が好きだから。
「文化祭、頑張ろうな。」
「うん、頑張ろう。
修、主役だもんね。
がんばらないとね〜!!」
「まじで俺、頑張らねぇとな。」
「あたしも衣装作るの
がんばらないと〜!!」
「優梨、裁縫得意だもんな。」
「うん、修のドレス
あたしがやってあげるね。」
「まじで?」
「うん!!やるよ〜♪」
「俺もがんばらないと〜
劇ってまじですんのかな?」
「ん?何を?」
「キス」
「…あぁ〜
どうなんだろね。」
「嫌だな〜!!
でも、優梨じゃなくて良かった」
「え?」
「最初、優梨が白雪姫に
推薦されてたじゃん?
だから、やっぱり俺が
やって良かったなって思って。」
「どうして?」
「他の奴にキスされるじゃん。
したらさ、アイツ怒るじゃん?」
「あは、本当だね。」
「うん。
まぁ俺も見たくないけど」
修はそう
言ってニッコリ笑った。