だって君が好きだから。


修と電話を切った後
あたしは考えたんだ。



あたしはキョーちゃんも好き。
もちろん友達としてだけど
大切な友達だから失いたくない。

でも修が好きだから…
キョーちゃんの気持ちには
答えられないよ。


でも修にはアイツがいて…
あたしの気持ちには答えられないよね




だけどあたし、キョーちゃんを
傷つけるなんてできないよ。
あたしがキョーちゃんを振って
4人の仲がくずれるのも嫌だよ。



どうしよう。
考えれば考える程わかんない。
…やっぱり真樹に相談しよう



そう思ってケータイを
手にとると真樹からの着信がきた。



「もしもし?」



『やっと繋がった!
ずっと話し中だったから
繋がらなくて心配だったんだよ〜』



「ごめんごめん!
修と電話してたんだ〜。
あたしも今真樹にかけようと
思ってたとこなんだ〜♪
っで、真樹どうかしたの?」



『どうかしたの?っは
あたしの台詞だよ〜!
優梨、恭平となんかあった?』




「…そのことを真樹に相談
しようと思ってたんだぁ〜」




『優梨さぁ、恭平の気持ち
気づいてるの?』




「うん、今日言われたよ」




『でも優梨は好きな人
いるよね?』



えっ……



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