だって君が好きだから。
風呂から上がると
優梨はすやすやと寝ていた。
はぁ…良かった。
起きててあの可愛い声で
ベッドから名前を呼ばれたら
もう、確実にヤバいから。
寝ていて良かった。
「キョーちゃん…まだ?」
「えっ?」
なんだ、寝言か。
「修、えへへ。」
寝てても可愛いな。
優梨、好きだよ。
誰よりも好きだよ。
でも修も大事な友達なんだ。
俺あいつのことなんだかんだ
いいやつだと思ってるから。
でも、今日だけ許してよ。
「優梨、好きだよ。」
そう言って優梨の頬に
キスを落とした。