だって君が好きだから。



「んん…あっ、キョーちゃん
おはよう〜。よく寝れた?」





「ん、おはよう〜♪
優梨はよく寝れた?」





「うん!寝れたよ
キョーちゃん、あたし
朝ごはんコンビニに買いに
いってくるよ!何がいい?」





「おにぎりがいいな。」




「はいはい、了解!
ツナマヨでいいかな?」




「さすが、わかってんじゃん」






「まかして〜!」




あたしはビジネスホテルの
すぐ近くにあるコンビニに
向かった。




「あ、お茶も買おうっと」



ドン



ぅわっ、痛っ。

ぶつかっちゃった!



「ごめんなさい!」




「痛ってぇ〜な。
おっ、姉ちゃん可愛いね」



「痛かったですか?
ごめんなさい…。」




「うん、いいよ?
その代わりちょっとだけ
付き合ってよ?」




「人を待たせてるんで」





「ぶつかった礼じゃん?
そんくらいしてもらわないと」




「やっ、でも。ごめんなさい」





「だから、いいよ?
ちょっと付き合ってくれたら」




そう言って若い男の人は
あたしの腕をぐいぐい
引っ張ってくる。



腕、痛いよ〜。
……助けて、修!!
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