だって君が好きだから。


「お兄さん、警察呼びますよ〜」



若い男の人の手を掴む。
痛そうに顔を歪める男の人。



あれ?夢?
修だよね?




「なっ、畜生。
覚えてろよクソガキ!」




男の人はそそくさと
逃げて行った。




「しょーもねぇ奴だな!」


笑っていう修。




「大丈夫か?優梨?」




「う、うん。
どうしてここにいるの?」



「俺、優梨のスーパーマンだから
助けにきたんだよ?」




「修〜!ありがとう〜」




あたしは修に抱きついた。



「恭平大丈夫か?
ったくしょーもねぇ奴だな
あのお兄さん!
お前も、殴られそうに
なってる場合かよ!」




「あぁ、悪いな。サンキュ」



「まぁ、俺は
優梨のスーパーマンだし!」




「悪い、俺帰るな。」




「は?なんで?」




「俺、自信ない。」




「キョーちゃん?」




「優梨、ごめんな。」




「無事だったんだし
大丈夫だよ?
修も助けに来てくれたし。」
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