××loveMail××


「裕太顔真っ赤だ(笑)かわいい!」


本当にかわいいって思った…


「うっうるせぇよ…心配なんだよ!!悪かったな!!」

そうやって裕太は私からまた窓へと視線を戻した。


何でかな?
夕日で照らされてさらに赤くなる君の頬
きれいな横顔
心配なんだよといった声
なんだか愛しい


委員会遅れたりサボったりして大嫌いだったのに
なんかもう逆-----


けどこれは恋じゃない
心臓が鳴り止まないのは修以外の男子に初めて
心配とか構ってもらったから慣れてないだけ

少女マンガみたいなシチュエーションに錯覚を抱いただけ


きっとそうだ―――


だって私には修がいる
私だけの修
修だけの私――。。。
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