【完】ヤクザな彼氏
「痛・・・っ!」
「っ、ごめん!」
近くで見ると体のあちこちにも傷が・・・
私のせいでついた傷
私を守ろうとしてついた傷
「何泣いてるんで!?」
「へ?」
どうやら私は泣いていたらしい
腕にはポタポタと涙が・・・
「あれ?何でかな・・・」
私は手で目を拭う
牛沢くんはその手をどかし私の目を見た
「わしゃぁ人の気持ちとか読むん苦手なんじゃ。じゃけぇ言ってくれんゆぅて伝わらんのんじゃ」
「・・・うん」
「言ってくれたらそういうふうにちゃんと努力するから。じゃけぇ、言って」
牛沢くんは照れくさそうにそういう
・・・言いたい事たくさんある
私は口を開いた