【完】ヤクザな彼氏
2章 君は1人じゃない
いやー・・・
ないない。
絶対ありえない・・・・・・
私はそう心の中で言い続けた
そしてあっという間に放課後
私は委員会の仕事があったため皆より帰りが遅くなった
委員会は湊と一緒
だから一緒に帰ることにした
教室で荷物をまとめる
その光景を湊は黙ってみていた
・・・何か湊変じゃない?
いつもなら色々しゃべってくるのに・・・
「ねぇ幸智、大丈夫なの?」
「え?何が??」
「牛沢くんだよ!!ヤクザなんでしょ?最近一緒にいるし・・・」
「大丈夫だよ。湊が思ってるほど悪い人じゃないし」
私も進歩したな・・・
前なら“あんな人と関わりたくない!!怖いよ~”とか言ってたのに
「でも・・・怖いじゃん」
「怖くないよ。ただちょっと不器用なだけなの」