【完】ヤクザな彼氏
しかし牛沢くんは一切笑わない
そんなの日常茶飯事だけど。
でも・・・
何かヘンだ。
その間にも牛沢くんが私に近付いてくる
牛沢くんの顔は悲しそうに見える
「・・・牛沢くん?」
「さっちゃんは、わしのこと好きけ?」
ほ、ほァ!!??
どうしたんだ牛沢くん・・・
「好きけ?」
「あ、う・・・え~とですね・・・」
なぜか敬語になる私
「ほんまのことゆってえーけ」
・・・何か知ってる?
牛沢くんの目には私が映っている
瞳を逸らそうとしない
私はうつむいた