【完】ヤクザな彼氏
「何もゆわのぉていいから。親父にゃぁわしから言っておくよ「婚約破棄した」って」
いししと歯を見せながら笑う牛沢くん
でも・・・
凄く悲しそう
私はその顔を見て思わず涙が出そうになった
「牛沢くん!私ね・・・」
そういいかけると牛沢君は私の口に手をかざした
「大丈夫で。借金もちゃんとこっちで払うし、さっちゃんの家の家族にも迷惑かけんから」
「違うの!そういうんじゃなくて!」
私が言いたいのは!
「大丈夫で。じゃあなさっちゃん。今までありがとうな」
牛沢くんは立ち上がり私の頭に手を置いた
「今日帰り送られのぉてスマンね」
そういって牛沢くんは教室から出た