【完】ヤクザな彼氏

そして内履きを脱ぎ外履きを床におく

なぜか牛沢くんは帰らない

何で帰らないの!?

私は焦りの色を見せながら靴を履いた

でも牛沢くんは壁に背中をつけたまま動かない

私はスッと立ち上がった

ツカツカツカ

その瞬間牛沢くんは私に近づく

・・・へ!?




私は口をへの字に曲げる

しかし牛沢くんは私の横を過ぎ去った

そしてこうつぶやいた


「えかったな」


牛沢くんは私の幸せを願ってくれてる

すごく嬉しい

嬉しいんだけどね

すごくすごく胸が痛いんだよ

ねぇ、何でかな?



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