【完】ヤクザな彼氏
好きでいさせて
また手をとり校門を抜ける
バチッと一人の女子高生と目があった
「ねぇあれ多田羅くんじゃない?」
「ホントだ!!ちょっと隣の人と手つないでない!?」
「マジ!何あの女!!」
「彼女?でも聞いたことない!」
「私も・・・遊ばれてるってことに気づいてないんじゃない?」
なーんて会話が・・・
聞こえてくるんですけど。
多田羅くんは人をたぶらかすような人じゃない
・・・と思う。
「ちょっと歩くけどいい?」
「大丈夫だよ」
そういって私たちは歩き出した