【完】ヤクザな彼氏
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「ん・・・」
ズキズキと痛む頭で目が覚めた
私は腕を後ろでくくられている
足も鉄の柵につながれていて動けない
どうやらドコかの倉庫らしい
そして目の前には・・・
いすに腰掛けた多田羅くんが
あと数名こわい顔の人
「あ、目覚めたんだ」
「多田羅くん・・・なんで?」
「ごめんねー手荒なまねはしたくなかったんだけど」
笑いながら私に近づく多田羅くん
何がどうなってるの??
私は一生懸命頭を整頓していた
え、と・・・
多田羅くんと一緒に帰って、変な路地裏通って、急に口ふさがれて・・・
って全然分からん!
多田羅くんって何者?