KEEP OUT!
  
晴也の腕の中で、雛姫は思った。


―――だからやっぱり…
   晴也は私のこと…「妹」としか
   思ってないんだよね…

   この同居で、何も変わらなかったら…


   晴也のこと…あきらめよう…



雛姫の心のなかで、大きな思いが咲いた。

小さな世界で、とても大きな思いが。


           ◇

< 22 / 102 >

この作品をシェア

pagetop