KEEP OUT!
「だよな…まぁ…守るから…いいけど。」

ひとまず直人をドア前に放置。

「あー、よかったぁ…死ぬかと思った…;」

つかまれたところをなでおろす。

「直人が悪いよーwばーか。」

恵からグサリ。痛いよ、心が!

しょんぼりしてると…左から声が。

「直くん…がんば^^」

ポン、と優しく頭に手が乗る。

「雛姫ちゃん…!!優しい…!!」

にっこりと笑う雛姫は天使のようだった。

―――なんか…むかつく…


晴也は醜い嫉妬の塊を心に封じ込めた。


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