KEEP OUT!
「ほら、直くん立って?
そこだとお腹冷えて風邪引いちゃうよ?」

雛姫のスランと綺麗な手が差し出される。

「ありがと…うっ…」

手を重ね、立ち上がる。

―――むかつく、むかつく、むかつく。


元の場所に戻っても、2人は仲良く喋っている。

―――あー!!むかつく!!


「雛姫ぃ…」

          ◇

< 33 / 102 >

この作品をシェア

pagetop