KEEP OUT!

ムギュッ。

初めは何かが乗ったのかと…錯覚した。

だけど…晴也の優しげな香りでやっと、

抱きつかれた、という事に気付いた。


「オレも構ってよ…」


鬼神は先ほどとは全然違う声を発した。

甘えた猫なで声で。


「…っ…晴也ぁ…?!」


いつもと違う晴也に…雛姫は心をときめかせた。

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