愛、シテあげる。*完*
一段ずつ上がる度に、
思い出されるあなたと過ごした日々。
短い間だったけれど
僕は、
…………。
……変態じみたこともたくさんしたし
可愛い真央さんに
何度理性が飛びそうになったか分かりません。
だから、健全でまともな日々をあなたに贈ることはできませんでした。
もっと紳士的に振る舞えば良かったと
反省、してます。
でも
真央さんと一緒に過ごせて
凄く……
凄く……、ッ……。
――幸せでした――
真央さんとの最後の日
あなたが言った言葉。
今、
重なった。
ああ、そうか。
ピタリと止まる足。
「蓮様?」
「……僕は、」
あなたと僕は、
同じ気持ち、なんですね。
僕と離れたらあなたは…………
遅い。
なんで今更。
「僕は、……馬鹿だ」
僕はただ、
逃げていただけなんだ。
やっと気付いた間違いに、慌てて方向転換する。
「蓮様?」
「どいてください」
行かなくては。
あなたの元に。
行って、
会えたら、
そしたら…………。
思い出されるあなたと過ごした日々。
短い間だったけれど
僕は、
…………。
……変態じみたこともたくさんしたし
可愛い真央さんに
何度理性が飛びそうになったか分かりません。
だから、健全でまともな日々をあなたに贈ることはできませんでした。
もっと紳士的に振る舞えば良かったと
反省、してます。
でも
真央さんと一緒に過ごせて
凄く……
凄く……、ッ……。
――幸せでした――
真央さんとの最後の日
あなたが言った言葉。
今、
重なった。
ああ、そうか。
ピタリと止まる足。
「蓮様?」
「……僕は、」
あなたと僕は、
同じ気持ち、なんですね。
僕と離れたらあなたは…………
遅い。
なんで今更。
「僕は、……馬鹿だ」
僕はただ、
逃げていただけなんだ。
やっと気付いた間違いに、慌てて方向転換する。
「蓮様?」
「どいてください」
行かなくては。
あなたの元に。
行って、
会えたら、
そしたら…………。