愛、シテあげる。*完*
カチャリと開いたドアから、漆黒の瞳が覗く。
その瞳は、私を見た途端大きくなった。
「れ、蓮!」
何で今来るかなぁ~;てかお決まり?
漫画じゃないんだから…。
「いい眺めですね」
「へ?……ちょっ!?見るなッ///」
濡れた服は、もはや服の役割を果たしていない。
ど、どうしよう…!
スケスケだよ~!///
恥ずかしい…ッ!///
「早く脱がないと風邪引きますよ」
そう言って、
ずんずん近づいてくる。
何故来る?
Σあなたは何故来る!?;
後ずさり後ずさり
後ずさって、
トン、と
壁に背中がつく
という
お決まりの嫌なパターンに。
「ちょちょちょちょい!脱ぐッ!脱ぐから!来ないでぇッ!////」
「すみません。無理です」