愛、シテあげる。*完*
私は急いでグラウンドに向かった。
校門以外で外に出られるのは、グラウンドにある裏門しかない。
蓮君は裏門を知らないはずだから、必ず逃げられる!
へっへっへ。ざまぁみろだし。
裏門をくぐって、外に出る。
あとは左に曲がって、家に帰るだけ。
私の家と学校は近くて、歩いて15分で家に着く。
帰ったらまず着替えて、洗濯機回して、その間に階段の掃除をして……
歩きながら今日の計画を立てる。
あ、今日はご飯4人分作らなきゃいけないんだった。
材料足りるかなぁ。スーパー寄ってこ。足を止めて、クルリと方向転換をする。えっと、スーパーで野菜と卵と……
あ。
「どうも」
「蓮君っ!?Σ」
「逃げられたので追いかけてきました」「な、ッ…!?」
口をパクパクさせる。
淡々と話す彼は、私に近づいてくる。
「こここここ来ないでっ!;」
「はい」
「いや止まってないし!」
はい、と言いながらも、どんどん近づいてくる。
でも体が動かない!怖い…怖い怖い!
蓮君との距離が1メートル位になる。
私はギュッと目を瞑った。
ドキン…ドキン…
あれ?
何もする気配がしない。
私は恐る恐る目を開け……
なければ良かった。
チュッ
「Σッ!!??」
「御馳走様でした(ニッコリ」
校門以外で外に出られるのは、グラウンドにある裏門しかない。
蓮君は裏門を知らないはずだから、必ず逃げられる!
へっへっへ。ざまぁみろだし。
裏門をくぐって、外に出る。
あとは左に曲がって、家に帰るだけ。
私の家と学校は近くて、歩いて15分で家に着く。
帰ったらまず着替えて、洗濯機回して、その間に階段の掃除をして……
歩きながら今日の計画を立てる。
あ、今日はご飯4人分作らなきゃいけないんだった。
材料足りるかなぁ。スーパー寄ってこ。足を止めて、クルリと方向転換をする。えっと、スーパーで野菜と卵と……
あ。
「どうも」
「蓮君っ!?Σ」
「逃げられたので追いかけてきました」「な、ッ…!?」
口をパクパクさせる。
淡々と話す彼は、私に近づいてくる。
「こここここ来ないでっ!;」
「はい」
「いや止まってないし!」
はい、と言いながらも、どんどん近づいてくる。
でも体が動かない!怖い…怖い怖い!
蓮君との距離が1メートル位になる。
私はギュッと目を瞑った。
ドキン…ドキン…
あれ?
何もする気配がしない。
私は恐る恐る目を開け……
なければ良かった。
チュッ
「Σッ!!??」
「御馳走様でした(ニッコリ」