おっきなONE WAY LOVE(仮)
「俺、守藤と初めて
ちゃんと話すけど
気が合うかもしれない」


結木がそんなことを言う
くらい私たちは
盛り上がっていた


「私もそう思う!」


お酒が入って
場の雰囲気にも酔って
気分がいい


それから恋の話になった


つぐみが

「でもさ、地元って
ありだと思う?」


「無理」


宏介が即答した


「えーなんで!?」


「だって、やっぱ
全体的に近すぎる」


私もこの時は
そうだよね〜なんて
宏介に同調してた


美晴の切ない表情にも
気付かずに…
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