おっきなONE WAY LOVE(仮)
そして私の身体に刻まれて
いく無数のあざや傷


それでも弱さを見せたり
人に相談するのが苦手な私
は独りで全てを抱え込んだ


そんな毎日が何ヶ月か続き
季節はもう7月になった


相変わらず恭平の暴力は
収まらずそれどころか
増す一方で
最近は大学と恭平に会う
以外は遊びに行くことさえ
許されなかった


一度、言わなければ
バレないだろうと
遊びに出かけた時に
恭平の電話に気付かず
そのまま家に帰ったら
家の前に冷めた目の
恭平がいた
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