この街と死んだ

部屋に入り床に弁当を放り投げベッドに寝っ転がる。
「えっ茉莉ねるの?」
箸を割りながらきょとんとした顔でゆなが見ている
「…お前食うの早(笑)食欲ないから寝る」
ベッドにはピンクのタオル生地が敷いてあり寝心地がとてもいいのだ。
横を見ると棚の上にはローションとコンドーム…SMグッズやら訳の解らない道具がたくさん置いてある。

何でこんなことになっちゃったんだか…。

どうやら隣の604号室にも女の子達が私達と似た状況で隠されている。

似た状況、というのは「隠されなければいけない状況」という事だ…。

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