この街と死んだ
第一章
―三年前―
暑い…
暑すぎる
目の前がクラクラしてきた
今年1の最高気温を観測したらしい今日の温度は
あたしの体力を奪ってゆく
片手に持っているペットボトルの
お茶を一気に飲み干した。
ビルの隣にある駐車場の角に腰を下ろした。
コンクリートが冷たくて
気持ちいい…
…ここの街にきてどれくらい
たったんだろうか?
曜日感覚が全く解らない