想愛


 ―――それは,ほんの二週間前―――――――




 自分に子供ができたら、
 芸能界へいれる


 それが母の夢だったらしい…


 だけど私は,そんな世界に
 まったく興味がなく
 母の夢から逃げていた。



 今,私は普通に高校の一年生として
 生活がしたい!




 したかったのに…








 「馬鹿ママ,馬鹿ママ,馬鹿ママ,馬鹿ママ……」


 「鈴!少しは静かにしなさい!!!
  ここを何処だと思っているのッ!?!」


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