カテキョのコンちゃん!
昼休み。
仲良しの梓に昨日の出来事を打ち明けた。
「よかったじゃない。」
「…そ、それだけ!?」
梓の反応はいたって冷静だった。
「うん、だって、風子は勉強嫌いなんでしょ?」
「それは、そうなんだけど……。」
何か、こうもっと…。
もっと、ね?
あ、そうだ!!
「梓は心配じゃないの!?」
「何が?」
赤渕メガネの奥の瞳はそれは冷ややかな視線だった。
「だって、向こうは24歳の健康男児だよ?それがうら若きピチピチの女子高生と2時間密室で……」
心配させるような言い方をあえてしてみたけれど、梓の視線は冷ややかなまま。
「風子にかぎってそんなこと、地球が滅亡したってあり得ない。」
あたしに対してナイフを放った。
つまり、あたしにオンナパワーがないと?